京都府西京区　桂のケーキ屋さん【お菓子なやくぜん　Patisserie MP】1周年を迎えて | 京都の桂地区にて提供する心と身体においしいケーキで季節の移ろいをお楽しみください

【お菓子なやくぜん　Pâtisserie MP】は2021年４月1日で1周年を迎えました。

そこで、ちょっとオープン前の思い出を振り返ってみようかなと思いました。

この記事はただ単につらつら1年前のことを書き連ねてみようかなという内容ですので、まあご興味ありましたら読んでやってください。

当時働いていた職場に独立して店始めたいと明確に伝えたのは2年前になりますかね。それ以前から独立することは言ってましたが、ちゃんと言ったのはそのころだったかな。開業セミナーとかにも行きましたね。で、物件とかも探し出して、いくつか自分で現地行って見て回ったり、ネットで探して不動産屋に連絡とって内見させてもらいましたね。もともと京都線沿線で探して、立地や家賃との相談で今の場所に決めました。割とすぐに決まりました。100％希望通りではないけど思ったよりもいい場所だったので。

それからは内装工事のために設計屋さんをいくつか当たりましたね。最終的に当時の職場のシェフパティシエから紹介された人づてで設計屋さん決めました（やっぱり職場での人間関係大事と思います。紹介とかもしてもらえるから。今の食材の納入業者もその職場から紹介で決まったとこもいくつかありますしね）。

最初はこんな感じだったんです。

何にもないですね（笑）

いわゆるスケルトンでした。居抜き物件なら工事費はもっと抑えられたと思いますが、一から設計、工事だったので、お金はかかりましたね～、いやほんとに。中の厨房機器もだいぶ安くはしてもらいましたが、ほぼ新品だったので、お金かかりました。ケーキ屋やパン屋を始める際は初期投資がえげつなくかかると聞いてはいましたが、その通りです。これから始めたい人はなるべくお金をためておいた方が絶対いいです！私は借り入れもしました。銀行と日本政策金融公庫ですね。もし自己資金で全部賄えるとしても一応借り入れ、返済の実績があった方が今後借り入れが必要となった際に借りやすいというのがあるらしいので、しておいた方がいいと思います。

話がそれましたが、結局工事が終わりオープンに向けて準備ができるようになったのが、去年の2月頃。その時点ではまだ前の職場で働いていたので、バタバタしました。器具類や備品を買ったり、メニューのために試作を繰り返したり・・・、思えば1か月足らずで、生ケーキ、焼き菓子のレシピを作ったのは、よくやったなと思います。いくらある程度のレシピはもとからあったと言っても、うちの店のコンセプト上使う材料や配合は結構変えましたし、薬膳食材をどう使うかというのも結構悩みましたね。それができても次はオープンまでにある程度の数を用意しておかなければならないので（焼き菓子とか、生ケーキ用に仕込みとか）、大変です。オープン前1週間とかはほぼほぼ終電ぐらいまで粘って用意してた気がします。製造関係だけでなく、販売周りの整備やチラシの配布とかも大変でした。これは家族が手伝ってくれたので、とても助かりました。すごく感謝しています。ほんとに1人ではオープンにこぎつけることはできなかったんではないかと思ってます💦。

そのころからコロナで結構騒がれ始めていて4月1日でももともとのオープン予定からずらしたのですが、結局コロナ第１波真っ只中でのオープンになりました。

ただ、緊急事態宣言で、皆さん遠出しないからか思ったより来て頂けたんですよね（チラシに割引券もつけていたしそれもあったかな）。自分の想定よりも来ていただけて本当にありがたかったです。その分製造が追いつかず、製造効率も1年経って慣れた今よりもだいぶ悪かったですから、4月中はしんどかったです。倒れそうでした（笑）まあそれもいい思い出ですけど。

とにかく、1年何とかやってきたなという印象です。今ではリピーターの方も結構いらっしゃるので、本当にありがたい限りです。これからも長く続けて愛されるお店づくりしていければなと思っています。

長々と書いてきましたが、これからもよろしくお願いします☺